相談者:歯槽膿漏

元は捨て猫だった子が、我が家の子になって、7年近くなります。
昨年あたりから、歯茎を気にするようになりました。
今年に入ってからは口臭が酷くなり、 餌を食べるときに痛がっています。
我が家の飼い猫暦は40年を越えますので、 その経験から、獣医さんに診ていただき、歯石除去をしていただけば、症状は治まるのかなとも推察するのですが、 実は、先頃、同じ状態だった親戚の飼い猫が、歯石除去の際の麻酔の事故で亡くなってしまったので、不安がぬぐい去れません。 今のところ、なんとか、餌は食べています。
家庭で対処できる方法とはないものでしょうか?
この子ですが、先天性で股関節にも異常があり、長時間抱いていることができません。
虐待にもあった時期があるので、噛み癖もややあります。
良きアドバイスをお願いいたします。

獣医師さん

既に痛みを伴う歯に歯石が大量に付着し炎症がおこった場合、
根本的な治療は歯石除去や抜歯となります。
薬を飲ませたり、自宅で口腔内を消毒するなどの治療は、
一時的に効果があってもあまり期待できません。

もしもこのまま治療を行わないと、
痛みが強くなり、食べたくても食べられなくなり、
栄養状態が悪くなるかもしれません。
歯の根元が悪くなると、
膿がたまり上の歯ならば眼の下の部分が下の歯ならばあごの下の部分に穴があくこともあります。
歯石は細菌の固まりです。
そのままにして置くとこの最近が口から入り、
そして血液中に流れ内蔵を悪くしたりします。
ぜひ、動物病院に行って歯石を取り除いて上げてください。

では、麻酔の危険性ですが、
アメリカのデータを見ると、
健康なワンちゃん・ネコちゃんにおいて麻酔事故で死亡する確率は0.01%だそうです。
もしも腎臓や肝臓に何か問題があったり、
心臓の機能が弱っている場合その危険性は、
その状態によって上昇するでしょう。

まず、動物病院でネコちゃんを検査してもらいましょう。
血液検査で各臓器の様子を調べたり、
レントゲンをとって心臓を評価してもらい、
獣医師に麻酔の危険性について相談してみましょう。
その時に股関節についても再評価してもらってはいかがですか?
もしも痛みがあるようなら治療が必要でしょう。